あんこの開墾日記

自分自身を耕して、掘り起こして、本当にしあわせな私のありかたを発見したい。そんな想いで書いてます。

中途半端な感情をうろうろ

この前のイベント

1つ前の記事で食と農林漁業アワードの懇親会に参加したことについて少し触れたのですが、今回はそれについてもう少し。その懇親会は結構大規模に開催されていて,、会場にはおそらく農業に興味のある大学生が100人くらい集まっていたんじゃないかと思います。

多分、1年前の私なら、出来るだけ多くの人に声をかけて、自分にとって有益な情報を出来るだけ多く集めようと頑張って、たくさんの人と知り合いになろうとSNSアカウントとかいっぱい交換して、みたいなことをやっていただろうなぁと思いました。思ったってことは今回はしていないんですよ。ただなんとなく近くにいる人とおしゃべりして、ちょっとお腹すいたら料理取りに行って、アカウント交換もほとんどしないで、ぼんやりと人の話を聞いてその場の調子に合わせていただけ。もちろん農業に興味のある人ばかりの交流の場ですから、みんないっぱい話しかけてきてくれるし、話もあうし、積極的な人は名刺配り歩いて、すごい人のところにあいさつしに行ったりしたりしてて。でもそんな人を横目で見ながら、頑張って人に声をかける意欲とか、熱意とかそんな感じのもの渇望する心みたいなものをどこかに置いてきちゃったな、なんて感じたり。「あれ?私ってこの雰囲気の場所でこんな消極的な人間だったっけ?」なんて思ってしまうくらいに。

 

それはきっと今に満足しているから

今、特に生活に不満もなくて、人間関係も基本的にはうまくいっていて、大学にいる数少ない友人たちと、私をかわいがってくれる先輩と、休日に会いに行ける農家さんと、booxメンバーとで、私の世界って完結しちゃって、これ以上他に欲しているものがないんです。きっと1年前の私は何かに飢えていて、必死でやりたいものを見つけようとしていて、自分を奮い立たせてくれるような仲間を見つけたくて、とにかく何かを必死にやろうとしていた。多分ガチガチに肩に力が入った状態で毎日を過ごしていた。

でも私が進みたいのはこれだというものを見つけて、近くに自分が大切にしたい人がいて、もうそれだけでお腹いっぱいというか、それ以上を求めなくていいんじゃないかな、なんて思ってきてしまうわけなんです。

 

中途半端な感情をうろうろ

でも今の私って、多分一番中途半端で。いっぱいいろんな人と出会おう、繋がろうとしていたかつての自分は外側に針が降り切れていて、もし内側に振り切るならもっと思い切って中にこもった方が良くて、どっちにもなれないで中ぶらりんな私。

なんとなく心地よい時間を過ごしながらも、どこかで「本当にこれで学生生活終わらせていいんだっけ?」と疑問を持ちながら生きていて、「でも結局、今しあわせならそれでいいんじゃないか」という結論に落ち着いて、またそこから何日かして「やっぱりこれでいいんだっけ?」と感じてしまう。そんな葛藤をしながらも、やっぱり結局今が幸せだから、これ以上、交友関係を広げたりスキルを身につけたり何かを探したりすることもなく、本当に中途半端。

 

そんなわけでもう少し踏み出す決意を

大学2年生になってからこんな中途半端な自分について考えることが増えてきました。1年生の時は、とにかく出会いを求めて、成長を求めて、経験を求めて、たくさんのことに挑戦し、失敗し、忙しすぎて、心の余裕がなくて、いろいろうまくいかなくなったり、目まぐるしい日々を過ごしていました。

でも2年生になってからというもの、大学での振舞い方も要領を得て、アルバイトもだいぶ減らして、自分の趣味に費やせる時間が増えたり、大切な人と過ごす時間が増えたり、よく言えば「心豊かな休まる日々」を、言葉を変えれば「成長意欲のない日々」を送るようになりました。こっちの方が精神的にとても楽なのは事実です。でもやっぱりこのままじゃ終われないから。そうしてもう一つ、ゆるゆるした日々の中でやってみたいと思うものを見つけることができたから、来年春から動きだそうと思います。

 

半年間、東京でインターンをして、その後また半年オーストラリアでWWOOFをしてこようと思います。

 

宣言してしまったからには、もうやるしかない。(インターンの選考に受かった時点で腹は括れていましたが)今までの生活と180度変わったものになってしまうけど、このぬるま湯のような居心地のいい空間を出ていくことになるけど、でももう決めたことだから。楽しみ半分、不安半分、+αで語りつくせない感情も。

でも踏み出そうと思います。