あんこの開墾日記

自分自身を耕して、掘り起こして、本当にしあわせな私のありかたを発見したい。そんな想いで書いてます。

年齢を重ねる

本日6月15日を持ちまして、20歳になりました。

20年という時間が長かったのか短かったのかはわかりません。でも確かに言えることは「自分はまだまだ大人にはなれていない」ということです。将来も全然見えないし、何か資格とかスキルを身に着けたわけでも、経験が豊富なわけでもありません。

ですが法律の上では、「成人」になってしまったわけです。この仕組みってなんとも不思議。子供と大人の区別なんてできるものでもないのに、いつの間にか「成人」という括りに自分が入れられてしまう。

 

さてさて、自分の誕生日とブログ更新日が偶然被ったので、せっかくなら年齢について私が思うことを書いてみようかと思います。

 

たくさんご好意をいただいた10代

高校生くらいまで、年齢を気にすることってほとんどなかったように思えます。

それもそのはず、周りもみんな同じ年齢ですから。人を年齢で括る必要がなかったんですね。

 

しかし大学生になると、自分を取り巻く環境が大きく変わります。

すでに成人した先輩、バイト先やインターン先の社員さん、研究の面倒を見てくれる先生、旅先で出会う社会人。

大学1年生だと出会う人のほとんどが自分より年上で、人生の先輩と言える人ばかり。そんな人たちと接する機会が一気に増えるのが、この大学生という身分なのだと思います。

私は幸運なことに、多くの先輩方に巡り合えたと思っています。私が持っているものなんて微々たるもので、何かお返しできるわけでもないのに、出会った先輩方には、自分がこれからのことに迷ったときには背中を押してもらったり、的確なアドバイスをいただいたり、おいしいごはんに連れていっていただいたりと、本当に感謝してもしきれないほどたくさんのものをいただいてきたと思っています。

 

まだまだ恩返しできるようなものは何も持っていないけど、とにかくその先輩方に「あの子と話したら面白そう!」と思ってもらえるくらいの話題性を持って、生きていたいなと思っています(笑)

 

 

年齢を気にしすぎている大学生

大学生になってからずっと違和感を感じていたことがあります。

それは大学生がに年齢を気にしすぎているんじゃないかなということ。

 

大学1年生のころ、上級生に出会うと大抵

「まだ1年生かぁ。若いなぁ!」

「これから4年間もあるなら何でもできるじゃん」

「俺もそれくらいの時期にここに来てればなぁ(この団体に入ってたらなぁ)」

と言われたものです。

しかし私は思うのです。大学生はみんな若い、と。

 

特にこうした発言は3年生くらいの人に多いように思えます。1.2年生で何にもしてこなくて後悔しているとか、インターンして初めて社会を知ることとなったとか。

「3年になるとね、だんだん就活とかが頭をちらつき始めるから、本当に1,2年の内から将来のことをじっくり考える時間って大事にした方がいいよ」と彼らは語ります。

でも、3年になってからだって別に将来のことを考える時間は自分が作ろうと思えば作れると思うし、単に自分がしようとしていないだけなのではと思ってしまいます。年齢を言い訳に諦めるようなことであれば、それはきっとその人にとってその程度の必要性しかないテーマだったのでしょう。

 

人の若さを羨むようにはなりたくないなぁと思います。

他人に対して「若い」と言うことで、相対的に自分に「年を取っている」という固定概念を植え付けたって、何もいいことはないように思えます。嘆きたくなる気持ちは理解できないわけでもないけど、人の若さを嘆くよりも前に出来ることはたくさんある。

大学生になっても社会人になっても、年齢に関わらず「やりたい」と思ったことは叶えられるし、叶えている素敵な先輩方を私は何人も見ている。

だからこそ、年齢を言い訳にして何かを諦めることは筋が違うし、特に学生の内は年齢とか関係なく自分のやりたいように生きていけると思っています。

 

「そうでありたい」と思える社会人像

「社会人は楽しい」と思っている大人ってすごくかっこいいなと感じます。

私もどんな年齢になってもそんな風に口に出せる人間になりたい、と。

カンボジアインターンに参加した時に聞いたその代表の方のことばがとても印象的で。「みんな、申し訳ないけど学生なんかよりも社会人の方がよっぽど楽しいから。学生なんかよりも圧倒的に大きいプロジェクトも回せるし、お金も入ってくるし、本当に楽しみめっちゃ増えるからね」とキラキラした目で語っていた姿が。

 

こんな風に言える社会人ってどれくらいいるのかな。

大学生には「社会人になりたくない、働きたくない、ずっと大学生のまま遊んでくらしていたい」と言う人は多いし、社会人は社会人で「まだ大学生だったらいっぱい遊べて羨ましいなぁ、仕事は大変だよ、会社行きたくない、学生時代に戻りたい」という人は多い。

きっとそんな大人がいっぱいいるから、大学生は「社会に出る」ことに魅力を見いだせないんじゃないかな。大人が率先して「仕事は大変なんだよ、辛いものなんだよ」ということを潜在的に植え付けているんじゃないかな。そんなつもりはないだろうけど、大学生に希望を持たせないようにしているようにすら思えてしまう。

 

私はそれより「仕事をするって楽しい」「年を重ねるって素晴らしい」って、心の底から言えるようなこれからを築きたい。

そんな大人でありたい。

 

これまでの感謝を込めて、むすび

ここまで「こんな大人でありたい」というお話をしてきましたが、最後に20年生きてこられたことへの感謝を綴りたいと思います。(最初に書くとラブレターみたいでちょっと恥ずかしいなぁと思い、延ばし延ばしにしていたらこんなに下に書くことになっちゃいました笑)

 

自分は昔のことをあっという間に忘れてしまうたちなので、ここまで自分の力だけで生きてきたんだと勘違いしてしまいます。

 

でも全然そんなことなくて、

 

助けてくれる人がいて

与えてくれる人がいて

支えてくれる人がいて

憧れてくれる人がいて

頼ってくれる人がいて

見守ってくれる人がいて

受け止めてくれる人がいて

面白がってくれる人がいて

寄り添ってくれる人がいて

背中を見せてくれる人がいて

放っておいてくれる人がいて

引っ張り上げてくれる人がいて

 

その中で私は生きている。

 

いつも自分勝手に生きているけど決して忘れちゃいけないこと。

もっと周りの人を大切に、そんな人たちへの感謝の気持ちを言葉にして。

 

そのことをちゃんと心に留めて、またここから一歩一歩進んでいこうと思います。

20歳になった高田夏子をどうぞよろしくお願いします。