あんこの開墾日記

自分自身を耕して、掘り起こして、本当にしあわせな私のありかたを発見したい。そんな想いで書いてます。

一人旅と誰かと旅をすること

私は一人旅も誰かと旅行するのも、どちらも好きだ。大人数で出かけるのは昔から得意ではないけど。去年の夏に初めて一人旅を経験し、その魅力に気づいた。しかしながらこの夏はほとんど一人で旅をすることがなく、常に誰かと行動を共にしていた。

 

一人旅

人によっては「今どうしても一人になりたい!」というどうしようもなく突発的は衝動に駆られて一人旅に出る人もいるようだが、私はそのタイプではない。一人旅に出るというよりも、何かのついでに一人旅になってしまうことが多いのが実情である。

たとえば、つい最近でいうとカンボジアでのプログラムに参加して「せっかく海外来たのに直帰するのはちょっともったいないな」となってタイに行ってみるとか。「せっかく北海道に来たのに2泊3日で帰るのはちょっとな」と思いボラバイトに応募してみたりとか。思い返してみると私の一人旅なんてそんなのばっかりだ。もしかしたら人を誘うのが苦手だから一人旅をせざるを得ない運命なのかもしれない。

 

積極的に望まずとも始まる一人旅で、予約とかもおざなり、予定もあんまり決めない、みたいな私のズボラな部分が露呈されてしまうことも多々あるけれども、結局なんだかんだ楽しかったなと思える。そんなに楽しいとは思えなさそうな旅をなんで私は楽しめるのだろうと考えてみる。

 

一人旅の醍醐味は何でも自分で決められるところにある。

 

海を見てぼーっと時間を過ごしていても、誰かに急かされることはない。

誰かの顔色を伺ってそれほど興味のない場所に行く必要もない。

どんなにはずれの宿をとっても文句を言われることもない。

 

そんな気楽さが私は好きだ。自分の適当さが誰にも咎められることのない、あの自由な感じが。

 

 

もう一つは際限なく考えごとを出来ることだ。

誰かと話すことが極端に減る分、自分の中で考えることが圧倒的に増える。最近思考がぐちゃぐちゃになっているなぁと思っているタイミングで一人旅に出ると、だいぶすっきりして帰ってくることが出来る。自分の中でいろいろをすっきりさせることって本当に大事だ。

 

二人旅

この夏は二人旅をすることが多かった。高校時代の友人と、姉と、大学に入ってからの友人と。ここ最近は一人旅をすることが多かったため、正直人と旅行をすることに対して少しだけ消極的な気持ちを持っていた。自分勝手すぎて相手をうんざりさせないか、逆に自分が相手に対してうんざりしないか。

蓋を開けてみれば、そんな心配は全く持っていらなかった。

確かに一人旅の良さを二人旅で享受するのは難しい。でも一人旅にない良さを二人旅はたくさん秘めていた。

 

宿で普段できないような話をしたり。

おいしいごはんを食べて、美しい風景を眺めて、微笑みあったり。

考えてもみなかった手段を使って一人じゃ絶対行けないような場所に行けたり。

 

気づいたのが、私は旅行の行き先にほとんどこだわりを持っていないということ。きれいな景色を見れておいしいごはんを食べれればそれで大満足なわけで、こだわりがないゆえにほとんど人と衝突するようなことがないということ。

むしろ二人でいるおかげで思考の深みに嵌ることもないし、一人旅の時に突如襲う寂しさに苦しむこともないし、迷子になることもだいぶ減るし、一人旅だとどうしてもいじる回数が増えてしまうスマホもほとんどカバンにしまいっぱなしにできる。(行き先とかは一緒にいる子が調べてくれるし、暇つぶしをする必要もないから)

人を選べばちゃんと楽しい二人旅はできる。むしろ今の自分には二人旅の方があっているようにも思える。