あんこの開墾日記

自分自身を耕して、掘り起こして、本当にしあわせな私のありかたを発見したい。そんな想いで書いてます。

旅先で目につくもの

旅先で目に付くものって、本当に自分が好きなものだと思います。

それは、非日常に解き放たれて、何を見たって何を感じたっていいはずなのに、どうしてもそれが頭から離れないということだから。

 

私にとってそれは「ごはん」「畑」「本屋さん」「海」

 

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どこを歩いていてもおいしそうなごはんやさんを目が探している。おしゃれなカフェとか、その土地を代表するような食材を使ったお店とか、かわいらしいパン屋さんとかもしかり。街中を歩いているときも、プラットフォームから町を見渡すときも、車窓を眺めているときも探しているものはいつも同じ。「おいしいごはんやさんあるかな??」が私の旅の一番のテーマ。

 

最近気になり始めたのが「この畑には何が植わっているのだろうか」ということ。最近畑に行く回数も多くなったので関東近郊で栽培されている夏野菜はほとんど見た瞬間にわかるようになったけれども、その他はまだまだ全然経験値と知識が足りない。。。もっといろんな野菜を見分けられるようになりたい。

最近知って驚きだったのが長いも畑。長いもは地中深くまで成長する分、上にも大きくならないといけないため、草丈も私の身長を超えるくらいには大きくなる。「これ長いもだよ」と農家さんに教えられたときはびっくりして言葉も出なかった。。。

 

地方の本屋さんがどんどん減っているという悲しい現実が世の中に蔓延する中、実は地方にもたくさんきらきら光る本屋さんがあるということを私は知っている。これは街を歩かないと気づけないもので、時間をかけて観光するからこそ発見できるもので、それ故に自分の中での発見の特別感が大きい。

そうして見つけた本屋さんをじっくり回って、自分の好きな棚を見つけて、普段は手に取れないような本、その旅にゆかりのある内容の本、初めて見つけた作家さんの本、直感的に素敵だと感じた本を手に取る。そして慈しむように全体を見て中身の文章を味わい買うかどうかを吟味する。これは至福の時間。旅先で荷物を増やすにも限度があるから、1度の旅で変えるのは1.2冊だけ。たくさんある本の中からその一冊を選ぶのは幸せでもあり苦痛も伴う。

旅先本屋のお話を始めるといくら時間があっても足りないため、ここで話をたたもうかな(笑)

 

最期は海。目の前に海が出てきただけで私の幸福度は大きく上がる。川、池、滝など私は水辺を全般的に好んでいるけど、海の幸福感は格別な気がする。抜けるようなあの青に心を奪われている。

 

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本当に好きなものって無意識に探しているんだということが約1か月の旅を通してよくわかった。

自分の好きなものがちゃんとわかっている状態って大事。

いろいろなものに追われながら生活をしていると、私は自分が何が好きなのか、何を大切にしたいのかを見失いがちな気がする。そうした諸々から解放される旅に出たとき、本当に自分が好きなものと向き合える。