あんこの開墾日記

自分自身を耕して、掘り起こして、本当にしあわせな私のありかたを発見したい。そんな想いで書いてます。

今月私は何してた?【7月編】

 

13日 牛舎の見学

いつもお手伝いに行っているこども食堂のボランティアスタッフのみんなでBBQをしました。

会場はスタッフの一人である畜産農家さんのお宅。

皆でおいしい牛肉をいただいた後、牛さんたちが育てられている牛舎の見学をさせてもらいました。今まで野菜が生産される現場は数多く見てきたのですが、畜産の現場に足を踏み入れるのは初めての体験でした。

 

牛、大きい

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当たり前なのかもしれないですが、本当にびっくりするくらい牛って大きい。出荷されるときには700㎏ほどあるらしく、その時にはもうすでに自分の力で立つこともままならないのだそう。

いつも明るく元気なスタッフさんが「牛舎にいるときは本当に緊張しっぱなしで、心が休まることなんてないですよー」なんて言っているのが、とっても心に響きました。10年以上やって扱いに慣れてきても、生き物を相手に働くということは常に緊張しながら仕事をするということなんだろうなと感じました。

もう一つ、「私たちは牛を不健康に育てないといけないんですよ」という言葉もとっても引っかかって。私たちがおいしいと感じながら食べるお肉って、「不健康に」育てられた肉だったんだという事実が、思いのほかショックでした。

野菜とばかり向き合ってきた1年間。でも生産の現場は農場だけではない。漁業にだって畜産業にだって一つ一つ物語があるんだと気づきました。

 

いつもの明るいスタッフさんが、日々こんな緊迫感に押しつぶされそうになりながら牛さんたちを懸命に育てているということを初めて知りました。月に2回の活動ではあるけれど1年くらい一緒に料理を作ってきた彼女のことですら、私はこの時初めて知ったのに、生産者の声なんてなかなか消費者には届かないんだろうなとちょっと悲しくもなりました。

生産の現場だけではなく、もっと働く人の声が世の中に聞こえてくるような社会になってもいいんじゃないかな。単なる自慢とか愚痴とかではなく、その仕事の好きなところ、大変なところ、やりがいがあるところ、矛盾や無力さを感じるところ、全部全部知る機会があるような世の中の方がいいと思う。他者を知る機会がある世の中、他者のことを想像できる世の中って優しさに溢れているような気がする。

 

13日14日 夏を楽しむ会

下妻にある農家さんのお家にBooxのメンバーと一緒に遊びに行かせていただきました!

主催してくれた松浦さんに感謝!!とっても楽しかったです!!

皆でBBQして(お気づきかもしれませんがその日2回目、胃もたれ…)、線香花火して、温泉行って、パン屋さん行って、本屋さんで思い思いの本を見て。

 

「遊ぶ」って大事なんだなぁなんてこと、最近よく考えています。

1年前の私は、遊ぶことよりも「自分の成長!」みたいな方向に目を向ける傾向があったけど、最近はそんなに頑張らなくても人生って楽しくなるんじゃないかなとか考え始めるようになってきました。若いころは苦労しておいた方がいいなんてよく言われるけど、別に今苦労したところでその先本当に楽しい人生が待っているのかなんて、そんなこと誰にも分らないことなんだし。だったら過去も現在も未来も全部楽しいことしてればいいんじゃないか!なんていうとってもお気楽な考え方にシフトしてきています。

それとこの遊びの時思ったのが、「日頃都心で頑張って働いている人が、のんびりくつろぐために帰ってこれるような場所を作りたいな」ということでした。

つくば辺りの都心から遠すぎず、尚且つ自然が豊かに残るような場所。それでいてちょっとした旅行気分を味わえるようなところ。みんながおいし食べ物と豊かな自然を楽しみに来れるようなところ。そんなところにお店を開いたらみんな遊びに来てくれるかな、なんてことを夢見るようになった今日この頃です。

 

19日 つくばへ引っ越し

半年間住んでいた柏たなかを離れ、いろいろあって再びつくばに戻ってまいりました。半年間お世話になったTX、築1年にも満たないアパート、我が家のアイス専用の冷凍庫となっていたセキ薬局、そして一緒に暮らした姉。全部にサヨナラして、念願のつくバックを果たしました。

2人暮らしはとても楽しかった。2人で恋バナしたり、将来の話したり、ステーキを焼いて頬張ったり、お風呂争奪じゃんけんしたり。そんな他愛もない日常がもうこの先やってこないと思うと結構寂しい。半年間一緒に暮らして私は家の鍵を閉められるようになり、姉はちょっとした料理を作れるようになりました。お互いに真剣に自分の将来のことを考えるようになり、お互いあの時にしたアドバイスがもしかしたらこの先の何かを変えるきっかけになっていくのかもしれません。もう柏たなかに来ることなんてないだろうな。近くて遠い不便な場所にあるところだから。

 

ということで今月からはつくば暮らし。

やっぱり私はつくばが好きだ。空が広いのが好きだ。

TXが大学まで延びてくれて、もう少し大学がコンパクトになってくれたらもっと好きだ。

 

20日23日 出張盆LIVE!!

大学のサークルで盆踊りのお祭りの企画・運営をしています。一つのお祭りをするためにはたくさんのご協力が必要であることを準備を進めるうちに日に日に実感しています。

やってもらうだけではいけない。ということで私たちの団体の方からも、いろいろなお祭りに顔を出し、そのお祭りを盛り上げに行きます。それが「出張盆LIVE!!」

 

学内で開催されたお祭りと、土浦の小さな町のお祭りに出張してきました。

学内のお祭りは留学生がメインのもの。やっぱり日本人よりもノリがよくて、振りがちょっと変でも気にしない。言語が通じなくたって、踊りが全く分からなくたって、その場のノリや雰囲気でなんとなく踊れてなんとなく楽しめて、何となく笑顔になれるのが盆踊りのいいところ。その輪が大きくなればなるほど笑顔の数が増えていくのが私はとっても好きだ。

土浦の方は体感的に「いいお祭りだなぁ」と感じました。小学5年生くらいの男の子たちが元気に踊ってくれるのがいい。踊りの上手なおじいちゃんの近くにワーッと集まり本当に楽しそうに踊っている姿がなんとも眩しかった。一緒に踊っていたおじいちゃんも満面の笑みで踊っていて、そこに私は盆踊りが持つ大きな魅力を改めて感じました。

 

 

21日 念願のBook Market

数か月前からずっと楽しみにしていたイベントです。

多くの小規模な出版社が浅草のある一角に集い、自社の本を手で売るブックマーケット。私はいくつかお気に入りの出版社があって、そうした出版社さんたちが集結するイベントだったため、その喜びと言ったら…

 

「今日は思う存分買うぞ~」と意気込んで参戦!

想像通りめちゃめちゃ楽しかった!!!!!

作り手の人に本の解説をしてもらえる、自分がこの本を好きだということを直接伝えられる。それって考えてみればすごいことなのです。普段は起こりえない「本を買うときに会話をする」という現象が、この会場では普通に行われているのです。これはもしかしたら革命かもしれない。

たくさんの素敵な本と出会うことが出来ました。5冊買ったうちの2冊を読了したのですが、その本の中には大切にしたい言葉がいくつも刻まれていて、あの場所でこの本たちを出会えて本当によかったなと、日々にやにやしながら読んでいます。