投票に行く
今回の投票に関していえば、「やりたいこと」ではなく、「やらなければならないこと」と感じて行動した結果なのかもしれない。
私は今年の四月から実家を離れて、実家から少し離れた地方で一人暮らしをしている。
正直に言うと、今の生活と市政が関係しているとは感じられない。
要するに私の地元M市の政治に興味がない。
自分が住んでいない地域でどのように政治が行われているのかに興味はもてない。
自分のこの状況について、少し考えてみた。
自分のように政治に興味がない若者がたくさんいるから、投票率が下がるんだ。
この意見に「違う、私はそういう若者とは事情が違う!」と反論したい自分がいる。
でも何が違うのか。
違うのは、住んでいる場所ってだけだ。
でも、私がM市民であることには変わりない。住民票を移してもいないから。
それなら、私がM市の一市民なら、選挙に行かなければならないんじゃないか。
私が投票に行くことによって、何が結果として残るのか考える。
今の生活にM市の政治はほとんど関わってこない。
でも私の地元には、家族が住んでいる。祖母が住んでいる。お世話になった先生とか、仲良くしていた友達が住んでいる。
その人たちが、より幸せに暮らせることを願って投票するという考え方もありかもしれない。
考えに考えた結果、私が出した答えはそれだった。
自分のためではなく、自分の大切な人のために投票に行く。
自分が住んでいた市をよりよくしてくれるであろう人に一票を投じてみる。
「自分には関係ない」
そう考えている若者に、こう言いたい。
「では、自分じゃなくてあなたの大事な人に関係のある選挙だったら?」
私は、これから何があろうと、やっぱり選挙に行くと思う。