募金をする
初台にある素敵な会場でとあるイベントの運営をしています。
(このイベントについては今後詳しく書こうかなと思っています)
集合時間まで、時間がかなりあったので、新宿から歩いてみることにしました。
基本的に歩くのが好きなんですよね。
歩きながら見える景色について思いを巡らせてみたり、季節の風を感じてみたり、それ違う人々を観察したり。
それともう一つの理由が交通費を浮かすこと。
お金のない大学生なので、切り詰められるところはとことん切り詰めるのがポリシーなんです。
というわけで、今日は新宿から初台まで一駅分を30分くらいかけて歩いてみました。
地図を頼りに慣れない土地を歩いていると、箱を持つ男性と目が合います。
どうやら彼は熊本の震災の義援金を集めていたようです。
皆さんの「募金」に対する意識ってどんな感じなんでしょうか。
日本人の多くが「本当にその人のために使われているかわからない」と感じているというデータにも表れているように、積極的に募金をする日本人って少ないんですよね。
私もその時急いでいたのと、お財布を出すのが面倒だったのとで、彼を申し訳ないけどスルーするつもりでした。
しかし、彼は私に歩み寄り「お願いします」というのです。
そういわれると、後には引けません。
私は急ぎつつも財布を取りだし、100円を募金させていただきました。
つまり、交通費を浮かせた分、このお金はきっと誰かのために使われるという事なんですよね。
なんかそれっていいなって思いませんか。
私が「初台まで歩こう」と思わなければ、彼にも出会わなかっただろうし、もちろん募金もしていなかった。
でも偶然そこを歩いたから、誰かのために私の100円が使われる。
誰に使われるかはわからないけど、誰が喜んでいるかもわからないけど、きっと誰かの幸せの一部を担っている。
少なくとも、真夏日の正午にひたすら募金を呼び掛けていた彼の心の救いにはなったかもしれない。
そう思えるだけで、今日のお散歩には価値があったなと感じます。