文系について考える
最近、文系ができることについて考える機会が多くあります。
というのは、理系の優秀な教授のお話を聞く機会が立て続けにあったからです。
私の通う大学は、どちらかというば理系学問の方が盛んで、ロボット工学を専門にした教授がそのまま自ら事業を立ち上げている例もあります。
しかもその生み出しているものというのが、一般人には理解できないものではなく、むしろ、生活にとても役立つものなのです。
そうした分野の方々が世の中で活躍しているのを見ていると、「もしかして文系学問ってなにも役に立たないのではないか」という不安がみるみる膨らんできます。
私は、できることなら、自分が創りだしたものによって誰かを幸せにしたい、そうした思いをもって日々生活しています。
でも私が学んでいる学問は、そんなイノベーションを起こせるものではない、、、
最近そうした心の葛藤を抱えています。
今日はそんなもやもやを抱えながら、ロボット工学の先生に思い切ってそんな話をしてみました。
すると返答は「そんなことはない」なのです。
「私たちは文系の人たちの素朴な質問から、素晴らしいアイデアを生み出すことができるし、文系の人たちが文化に適したニーズの研究をしてくれるから、製品が人々の手に渡るのだ」と。
確かに教授のおっしゃることはもっともなのです。
でも私は何かを自らの手で「生み出し」たい。「創り」たい。
文系にもそれは可能なのか。
私の4年間の鉄則上、「可能なのか」と考えるより「やってみよう」で動かなければなりません。
でも動き方がわからない。
とにかく、わかるときが来るまで、自分が納得いく答えを導き出せるまで、がむしゃらに、自分の興味の赴くままに、動いてみようと思います。
そうした先にきっと答えが見つかると信じて。